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『22歳まで生きた猫』とその後
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その頃あたしは青森県八戸市に居ました。

引越しのダンボールを引き取り業者に渡すべく
アパートの2階から必死こいてダンボールをおろしていました。
1月の八戸は明け方には-5度以下に気温が下がります。

最後のダンボールの束を降ろし終えた時
足元で「にゃ~~~ん!!」
そこには痩せて凍傷で耳が半分壊死しかかったハナザワさんが
まんまるの目であたしを見ていました。

迷うヒマもなく即、抱き上げ、部屋へ連れていきました。
冷蔵庫のハムを少しあげて
部屋に閉じ込めたまま
車で近くの量販店に猫砂とキャットフードを買いに走りました。

家に帰り、即トイレをセットすると
すぐにそこで「う」
爪とぎを出してあげると即
パリパリパリ・・・
しつけを受けていたことは明らかで
ハナザワさんは冬の大地に捨てられた猫であったのです。

そんなこんなで1週間。
耳が半分壊死しかかっているのと
食欲はあるにも関わらず下痢止まらず・・・・
「うんこちゃん」と呼んでいました(笑)

とりあえず病気であるのは明白で病院へ連れて行きました。

そこでショッキングな事実が判明。

ハナザワさんは妊娠していて
飢えて、食べ物のにおいのするプラスチックまで食べていた結果
胃腸がズタズタになり
さらに妊娠中毒で
お腹の子猫たちの何匹かは既に死んでいるとのこと
一刻も早く、それを取り出すのが先決で
即日入院。
避妊手術もかね子宮ごと全部摘出する手術を受けるため入院となったのでした。

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プロフィール
HN:
ハナザワさん(故)
年齢:
35
性別:
女性
誕生日:
1990/01/18
職業:
趣味:
食べること
自己紹介:
1992年北国で家来1号に保護され、大手術の後、ちょっと食いしん坊なセレブ猫として22年の生涯を閉じました。
ハナザワさんの老後は、甲状腺亢進症、慢性腎不全、貧血、腰椎変形、股関節壊死など
老猫の典型的な病状を含む介護生活でした。
延命ではなく「最期まで口からご飯を食べる」をモットーに獣医師とその「生きる」を模索した記録です。
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